エッジワイズコイル(Edgewise Coil)は、断面が長方形や平角の導線を使用して巻かれたコイルです。通常の円形線(丸線)を使ったコイルに比べ、高密度な巻線が可能で、高電流対応や小型化に優れた特性を持ちます。このページでは、コモテクノスで製作可能なカスタムコイル紹介のほか、エッジワイズコイルの構造、メリット・デメリット、用途、設計のポイントを詳しく解説します。
1.エッジワイズコイルとは?
エッジワイズコイルとは、平角線(エッジワイズワイヤ)を側面(エッジ)で立てるように巻いたコイルのことを指します。通常のコイルは丸線を使用して巻かれますが、エッジワイズコイルは平角線を利用するため、巻線の密度を高めることができ、スペースを有効に活用できます。
1-1. エッジワイズコイルの基本構造
エッジワイズコイルは、以下の要素で構成されます。
- 導線:平角線(銅・アルミ・ステンレス等)
- 巻き方:エッジ(狭い方の面)を立てて密巻き
- コイル形状:ソレノイド型、トロイダル型、カスタム形状など
- 絶縁処理:エナメル加工や絶縁シートで保護
2.コモテクノスで製作可能なエッジワイズコイル
形状
角型・丸形・楕円型・多角型・メガネ型等、多彩な形状を製作が可能
独自技術によりR部分の曲げ太りも少なく製作可能
ピッチ方向の圧縮巻き製作可能
線径
自社開発の大型巻線機、中型巻線機・小型巻線機により
・線材幅0.3mm~30.0mm
・線材厚0.1mm~10.0mm※
の巻線が可能です。
※線材幅によってことなります。上記以外でもトライ致します。
線種
PEW/AIW等 銅線以外でもアルミ・ステンレスでの巻線も可能です。
内径
カスタマイズ可能
巻方向
左右
巻線
密着巻き・スペース巻き・ランダム巻き
接着処理
ワニス含侵処理・指定接着剤使用等
端末処理
レーザー剥離・液剤剥離・機械剥離・無鉛半田処理・Sn100%メッキ処理等
環境書類対応可能
形状
角型・丸形・楕円型・多角型・メガネ型等、多彩な形状を製作が可能。
独自技術によりR部分の曲げ太りも少なく製作可能。
ピッチ方向の圧縮巻き製作可能。
線径
自社開発の大型巻線機、
中型巻線機・小型巻線機により
・線材幅0.3mm~30.0mm
・線材厚0.1mm~10.0mm※
の巻線が可能です。
※線材幅によってことなります。上記以外でもトライ致します。
線種
PEW/AIW等 銅線以外でもアルミ・ステンレスでの巻線も可能です。
内径
カスタマイズ可能
巻方向
左右
巻線
密着巻き・スペース巻き・ランダム巻き
接着処理
ワニス含侵処理・指定接着剤使用等
端末処理
レーザー剥離・液剤剥離・機械剥離・無鉛半田処理・Sn100%メッキ処理等
環境書類対応可能
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3.エッジワイズコイルのメリット・デメリット
3-1. エッジワイズコイルのメリット
- 巻線密度が高く、コンパクト化が可能
→ 平角線を密着させることで、空間効率を向上。 - 低抵抗で高電流対応
→ 銅の断面積を大きく取れるため、低インピーダンスで電流容量が大きくできる。 - 放熱性が良い
→ 平角線が広い接触面を持つため、熱の放散がしやすい。 - 電力損失(銅損)が少ない
→ 直流抵抗(DCR)が低く、電力変換効率が向上。 - 高周波特性が向上
→ 皮膜効果(スキン効果)の影響を受けにくい設計が可能。
3-2.エッジワイズコイルのデメリット
- 製造コストが高い
→ 平角線を加工し、特殊な巻線技術が必要。 - 巻線時の応力が大きい
→ 平角線は硬く、丸線よりも曲げにくいため、加工が難しい。 - 特定の用途向けになりやすい
→ 小型化・高電流が必要な用途には適しているが、一般的な用途には過剰性能になることも。
4.エッジワイズコイルの用途とは?【EV・電源・モータ分野での活用】
エッジワイズコイルは、その特性を活かし、大電流が必要な電源・モータ関連の分野で広く使われています。
4-1.電源・パワーエレクトロニクス分野
- インバータ(EV・産業用機器)
- DC-DCコンバータ(電源変換装置)
- ワイヤレス給電用コイル(EV充電、スマート家電)
4-2.モータ・アクチュエータ分野
- 高効率モータ(EV・航空・産業用)
- 電磁アクチュエータ(電磁バルブ・ソレノイド)
4-3.高周波・RF分野
- 高周波トランス(通信・放送機器)
- インダクタ・フィルタ回路(ノイズ対策)
5.エッジワイズコイルの設計ポイント
5-1.コイルの巻き方と形状
- ソレノイド型(円筒状に巻く基本形状)
- トロイダル型(ドーナツ型で磁場を閉じ込める)
- カスタム形状(用途に応じた設計)
5-2.インダクタンス計算
エッジワイズコイルのインダクタンス L(H)は、以下の式で求められます。

- N:巻数
- μ:透磁率(H/m)
- A:コイルの断面積(m²)
- l:コイルの長さ(m)
5-3.材質と絶縁の選定
- 導線材質:銅(高効率)またはアルミ(軽量化)
- 絶縁処理:ポリイミド被覆、エポキシ樹脂コーティング
5-4.線材サイズの選定
丸線を平角線に置き換えた場合の、線材サイズを計算します。
以下の表に入力することで平角線に変更した場合の線材サイズを確認できます。
丸線相当: 0mm
アスペクト比: 1 : 0
まとめ
エッジワイズコイルは、高密度な巻線、低抵抗、大電流対応という特性を持ち、特に電源変換やモータ制御、高周波用途で活躍します。しかし、製造コストや加工難易度が高いため、適切な用途を見極めることが重要です。
コモテクノスでは、用途に応じた最適なエッジワイズコイルの製作を行っています。特注コイルや試作品のご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。












